十八寿会が新しい会長を迎えて活況を呈しています。従来からある活動をさらに充実させたり、会員の方々に有益な新企画を次々に打ち出すなど、会員の方からも高い評価を得ています。
新会長になられたのは萩原和子さん。それまで自治会活動に熱心だったわけではないが、寿会での働き振りが認められて会長に抜擢されました。
この萩原さんに、十八寿会の現在の活動状況をお伺いしました。

会員への伝達手段としてグループLINEを結成
萩原さんは会社勤めも長く、ここで養われた事務処理能力のノウハウを生かして、会員120名余という大所帯の組織を実に効率良くまとめ上げています。
まず萩原さんが手を付けたのが伝達手段です。従前の文書での伝達方法では手間とスピードを考えると効率が悪く、萩原さんはグループLINEを導入しました。導入にあたってスマホの操作に不慣れな方には、萩原さん自身がその場で操作をして設定して差し上げることもしています。結果、必要な方全員がグループに参加でき、伝達がスムーズに行くようになりました。これは萩原さんの行動力を示すひとつです。

配布書類も分かりやすく整理
また、会員の方に渡す書類も、元のA3判書類をA4判に作り替えたり、また何の書類か一目で分かるようにタイトルを作り替えるなど、萩原さんが独自に整理して見やすくして皆さんに配布することをしています。萩原さんがそれまで培ったノウハウがここでも十分に生かされています。
下表は、令和7年度、十八寿会が行ってきた行事です。まだ予定もありますが、十八寿会では、このような行事が行われているということが一目でお分かりになるかと思います。


会員の参加意識を高めることに腐心
そして、これが一番重要なのですが、萩原さんは会員の方の参加意識を高めることに腐心しており、それまでは、幹部の方が様々準備して、会員の皆様にやっていただくというスタイルが主流だったのですが、ご自身で使用するものはできる限りご自身で用意していただくというスタイルに変えたのです。それによって、会員の方の十八寿会への参加意識が強まり、また幹部の方の作業も軽減されるという一石二鳥の結果をもたらしたのです。
役立つ講習会などの実施
さらにイベントについても、会員の方のニーズも的確に把握しているようで、11月9日に行われた講演会「介護保険制度と介護サービス」は、専門家を招き、講演会で使用するテキストも見やすく、また、会員の方だけでなく、そのご家族の参加も認めるなど、かつてない参加人数となりました。またその内容も、たいへん役に立ったと大好評を得ました。

高齢者活動の原点「リズム体操」
実際の現場を見ようと、会員の皆様に人気の「リズム体操」を北コミに取材に行ってきました。お二人の女性インストラクターの方の的確な指示の元、最初は高齢者を考慮した準備体操を30分、その後、タンゴを2曲、皆様、たいへんお上手で、リズムに乗って楽しそうに踊ってらっしゃいました。高齢者のための楽しく健康にという両面を持たせた体操(ダンス)になっているようです。
■以下、リズム体操の様子を動画で紹介します。
下の画像をそれぞれクリックしてください。YouTubeに飛んで動画を見ることができます。


以上、ざっと新会長の下の十八寿会の活動状況を見てきましたが、この萩原さんの実行力は誰もが認めるところであり、またその方針についても、会員の方たちのほとんどが支持しているようで、現在は様々な行事がスムースに楽しく行われているのが実感されるようになりました。
現在の十八寿会の活動を見ると、高齢者のための自治会活動のあるべき姿がここにあるような気がします。
萩原会長と寿会の皆様に心からのエールを送りたいと思います。
(レポート・小野里保徳)








