2023年3月25日(日)10:00 から予定されていた「防災フェア in 都立宇喜田公園」は雨天で中止になりましたが、都立公園サービスセンターの職員の方々が、都立宇喜田公園の防災施設などを説明してくれました。宇喜田十八軒自治会 防火防災部 叶内さん他自治会メンバー、区民消火隊 永岡さん他消火隊メンバー、十八軒青年会メンバーなど15名が集合し、設備の説明を受けました。
宇喜田公園にある防災施設の概要紹介
配布されたパンフレトによると、宇喜多公園内には下記のような防災施設が整備されています。
1.防災仮設トイレ(24基x2か所)
2.災害時対応トイレ
3.かまどベンチ(8基x2か所)
4.防災井戸
5.災害時対応型休憩
防災関連の拠点
また、「行船公園・宇喜田住宅一帯」で示される地域には、葛西給水所、葛西消防署、森山記念病院など防災関連の拠点も多くあります。
雨天でしたが、説明を受けた場所は、災害時対応型休憩所で、屋根にブルーシートを張れば雨がしのげます。
かまどベンチ
横のねじ4本を外すと、ベンチの下からかまどが現れます。
ベンチそのものは結構重いのですが、8基あるので、お湯を沸かしたり、鍋で料理が作れそうです。
ただ、薪は用意されておらず、薪や着火剤をどう調達し、どこに備蓄するのかが課題です。
防災仮設トイレ
東西に24基ずつあります
「災害用トイレ」と書かれたふたを金具で開けます。
倉庫に格納されている「テント」張れば、簡易トイレが完成します。
和式のような感じで、青い棒は「取っ手」です。
防災井戸
非常用トイレのすぐ近くに井戸があり、飲料には適しませんが、水をためて、栓を抜くと、非常用トイレの汚物を「水洗」で下水に流す仕組みです。
女性からは「トイレットペーパー」の備蓄や、「和式ではお年寄りや障がい者は利用が難しいのでは?」など質問がでました。
公園担当者は「大変参考になります」と都に伝えていくとのことでした。
災害対応トイレと倉庫
宇喜田公園のトイレには、防災用具を備蓄している倉庫があります。
かまどベンチ、井戸、防災バーゴラの説明の掲示がありました。
普段から意識していないと、この説明は活用できないと思いました。
この倉庫のカギがないと、周到に準備された災害施設が使えません。
現在は、公園の管理者だけが「カギ」を管理していますが、自治会の区民消火隊がこのカギを持っていた方が良いかもしれません。(職員も検討するとのことです)
昨年、区民消火隊ではポンプ小屋のカギと、車止めのカギを隊員全員に配布しました。
区民消火隊全員で災害対応をしようという第一歩です。
今回の防災施設の見学で、さらに一つ防災知識を再確認できました。
また、近隣自治会、青年会との情報共有も大事です。
今回中止になった防災フェアは、再スケジュールされるそうです。皆様もぜひご参加ください。
(レポート:宇喜田十八軒区民消火隊 兼 青年会 花岡)