地域の防災を担う「宇喜田十八軒自治会 区民消火隊」の活動をご紹介します。
限られた人数の中で隊員の方々は地域の防災のため頑張っていらっしゃいます。
この消火隊は、来年、設立50周年を迎えます。
住民の皆様の、消火隊活動へのご理解と、暖かいご支援をお願いいたします。
なお、来たる6月25日(日)は、4月に中止になった防災フェアが行われ、消火隊は放水訓練で参加します。皆様、お誘いあわせて参加ください。
宇喜田十八軒自治会 区民消火隊
1.位置づけ
・ 区民消火隊は自治会が組織する「自主防災組織」と位置付けられる
・ 「自分たちのまちは自分たちで守る」
・ 地域住民で構成された身近な組織で震災時の初期消火あるいは延焼防止に従事する
2.沿革
・ 東京消防庁が1972年から1977年にかけて特別区15区の主要避難道路沿いの自治会に665台の消火隊ポンプを配備
・ 江戸川区には51台が配置され51隊の区民消火隊が結成され、所轄消防署が訓練指導
・ 1979年9月1日 東京消防庁から江戸川区に移管され現在(22隊)に至っている
3.地震時などの活動範囲
① 出場の範囲は、消火隊を組織した自治会の区域内に限る
② 放水は原則屋外で行う
③ 放水活動を行うのは、消防隊が到着し、放水を開始するまでとする
④ 火災が拡大して危険となった場合には、消火活動を中止して避難する
⑤ 平常時の火災には出場の義務はないが、ポンプを使用できる火災は、消火隊を編成した自治会の区域内の火災で、ポンプ格納庫の直近の場合に限る
4.災害補償
① 訓練時の現認証明及び災害補償は区長が行う
② 火災時に消防業務に従事した場合の災害補償は、消防法等の規定により消防署長が行う
5. 訓練指導
自治会長または消火隊長からの訓練指導依頼は、原則として区長(地域防災課 防災係)が受け付け、区の防災指導員が指導にあたる
6. 宇喜田十八軒自治会 区民消火隊の歴史
・ 発足:1974年
・初代隊長:山浦さん
・二代隊長:杉林さん
・三代隊長:中楯さん
・四代隊長:酒井 章さん(2003年~2017年)
★ 隊員不足で、関口自治会長と区防災課にポンプの返却を依頼するが存続を頼まれる
★ 酒井さん、岸さん、佐々木さんなど4名の実動隊からスタート
★ 関口自治会長の働きかけにより、2004年宇喜田公園にポンプ格納庫が設置される
★ 2005年3月13日 ポンプ格納庫にポンプを移設
・五代隊長:佐藤 芳博さん(2018年~2022年)
★ 隊員不足状態に青年会が隊員参加、2か月ごとの訓練を開始
★ 訓練実績が認められ、2019年11月 新ポンプが搬入される
★ 2022年10月 子供フェスタで放水訓練を実施 区民消火隊の認知度が高まる
・六代隊長:小林 和夫さん(2023年~)
★ 現在 隊員12名(うち女性隊員2名)
7. その他
・ 宇喜田十八軒自治会 区民消火隊の発足が 1974年度
・ 来年 2024年度に「発足50周年」を迎える